DVが原因で不登校になってしまった子ども達か、又は不良の直前寺としての道場という使い道

(おい。奴強敵勇気あるな。父母同伴だってのに)またN・Tがそっと耳打ちしてきました。その不良のヒアリングの趣旨は取るに足らないものでしたが、そのヒヤリングの良し悪しは彼氏の中では多分ポイントのひとつであるに違いないのでしょう。「少々、K……」付き添いのお母さんが周りにわびながら申し訳なさそうにKという欠如幼児を制止しました。Kのお母さんは見るからに気持ちが脆弱みたいだった。「アンタは黙っててくれ。私はNちゃんに聞いてんだよ」ツーブロックの短髪で耳にピアスを付けたKはお母さんを難なく諌めてしまいました。必ず〝不良の鏡〟という佇まいとその眼差しは、周囲の性分に関し挑戦的な敵愾心を燃やしていました。「ふと!如何なる教授してるのよ!アンタのあたりの欠如幼児は!」K本人にではなく、Kのお母さんにいちゃもんを垂らしたのは恐らくはモンスターペアレントという類の種族でしょう。見るからに喧しそうな父母がKのお母さんを問責し、違和感を露わにしました。「そうですよ。通常何しに来たんですか、お宅の幼児は。ここはね、セミナーで乱暴にあたって不登校になってしまった子ども陣の直前寺なんですよ?乱暴なティーンズは連れて帰って下さいよ!」「え、そうなの?」なり振り構わず反応するN・Tはまたしてもお母さんに頭を引っ叩かれていました。